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[日日日] アンダカの怪造学(6) 飛べない蝶々の鳥かご迷路

香美と大喧嘩をした伊依が、寮を飛び出した先で、自動販売機と喧嘩をしている志田桐涼女と出会った。香美の知り合いだというので、伊依は涼女と香美を引き合わせたが、その日から香美の様子が変わった。しかも、友達を道具と言い張る涼女は、香美から伊依を遠ざけようとするのだ。
さらに涼女は、香美から奪った生徒会長の椅子を賞品とする新入生歓迎イベントイベント「魔王杯」を開催して……

というわけで、カービィちゃんをめぐって、涼女と伊依が対立するというお話です。人間は嘘つきで、友達は道具として利用するものという涼女からしたら、伊依は奇麗事しか言わないお子様にしか見えないでしょうね。実際、第二部に入ってからの伊依は、ちょっと奇麗事が目に付く気がしますが、自分の思いというものを言葉にしてるからなんでしょうね。
言葉で伝わらない思いに、やきもきする伊依の様子が印象的でした。

今回はカービィちゃんの過去がいろいろわかりましたね。天才過ぎて、孤独だった子供のころからの辛い気持ちは、切ないものがありましたが、ナイトくんに出会い、伊依に出会って、少しずつ変わっていく、変わろうとするところが、とても良かったです。涼女との話には、胸が痛くなるものがありましたが……。

「魔王杯」なる怪造生物レースが、まさかここまで話が大きくなるとは思わなかったですね。なるほど、魔王、杯ですか。友達を道具として利用する涼女が、逆に道具のように扱われるところには、何とも残酷な感じがありましたが、それでも最後に、友を信じることができるようになったのは、良かったんじゃないかなと思います。

怪造の話よりも、人と人との関係の話がメインとなってたので、桃子ファンとしてはちょっと物足りないものがありましたが、伊依側に関するお話は、結構いろいろわかってきたので、すっきりしてきましたね。逆に怪造学会や魔王方面の話は、まだまだいろいろ問題がありそう。っていうか、エピローグであんなに物語が動くとは思いませんでしたよ。

次作から第三部「魔王編」が始まるらしいですが、学会本部がやばすぎなだけに、これからどうなるのかとても気になります。

アンダカの怪造学 6 (6) (角川スニーカー文庫 185-6) - 日日日

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