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[水口敬文] ウィッチマズルカ Ⅱ.つながる思い

夏咲と未玖とひなたが、先日の事件の原因となった魔女を突き止めるための調査をしていたとき、堂本家宛に新たな命令書が届けられた。先日の事件の前に投函されたものらしい。
「元町高校に隠された約束の書を回収せよ」
いったい「約束の書」とは何かと、夏咲やひなたは動き出したが……

友達がおらず、共通の話題を持つ未玖とすら、クラスメイトとして話ができないひなたの悩みが描かれていますが、「友達」というものに対して臆病になってしまう、もどかしさが伝わってきます。
いろいろ考えすぎて動けなくなってしまったひなたを、からかいながらも後押しする姉のみちるが良かったですね。個人的ベストシーンは、ひなたが未玖をお昼に誘うところ。さりげなく、名前呼ぶところとか素敵過ぎです。

姉といえば、妹大好き夏咲もまた悩み中。姉でいつづけるためという意識は、やはり血の繋がりがないという負い目なんでしょうね。誰がどうみたって姉妹なのに、最後のところで自分でも信じきれないところがあるんでしょう。血統を大事にする魔女の意識もあるのかしら。

間違った方向かもしれないと頭に浮かんだとしても、どうすればいいのかわからないんでしょうね。さりげなく、でも力強く、彼女の思いを受け止めて、道を示してあげた母親の真紀がカッコよかった。マジック・レプリカが使えなくても、やはり母親の存在感ってすごいんだなと思わせてくれました。

60年前に焼失したという約束の書を巡るお話でしたが、描かれているのは友情や家族愛ですね。ひなたの祖母である夕星の昔話にも、親友に対する大きな信頼を感じました。
個人的にはかなりお気に入りなので、これからも期待大です。

ウィッチマズルカ (2). つながる思い - 水口 敬文

ウィッチマズルカ (2). つながる思い
水口 敬文

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