そこでは不思議な事が起きていた。「大喰い」に虫憑きにされたと思われる反応があったにも関わらず、局員が駆けつけた頃には、「大喰い」も「虫憑きにされた人」の姿も無いのだ。
事態を調査するために北中央支部への派遣された有夏月は、身分偽装のために潜入した学校ジャーナリストを名乗る報道部の少女に出会った。有夏月を見るなり、秘密組織から送られてきたエージェントであると言い出し……
任務のために北中央支部へ行った月姫こと有夏月の話ですが、主役は有夏月ではなく、その地で出会った「魔王」二人ですね。「虫憑き」を特別な人間と思うか、普通の人間と思うかが焦点となる物語。
正しいことを目指していたはずなのに、いつの間にか歪んでいる。しかも歪んでいることには気づかない。気づけない。それがあまりにもナチュラルだったので、気づいたときには寒気がしました。人の思いほど怖いものは無い。
逆に人の思いほど、強く優しいものはないと思わせてくれたのが、もうひとりの魔王。
「最後の取材になると思うから―」
そこから語られた言葉こそ、彼女の本当の想いでしょう。過去の過ちを取り戻すために、真実を伝えるために、ひとり戦ってきた少女の想いに、胸が熱くなりました。
最後の決意を助けたのが、有夏月というのがまた泣かせる。腐っていた有夏月が、こうも人に影響を与えるとは思わなかった。千莉が有夏月を外へ追いやったことは大いにプラスでしたね。
かっこうの辛さをも体験した有夏月が、今後どう動いてくるのか楽しみです。
前作に引き続き、かっこうやふゆほたるが出てこないのが残念ですが、決して退屈しません。おそらく大いなる伏線の途中なのでしょう。人間ドラマと言う言葉がぴったりで、心の叫びが聞こえるシリーズ。大いにお勧めです。
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岩井恭平 / ムシウタシリーズ一覧
Home > ライトノベル > [岩井恭平] ムシウタ 07.夢遊ぶ魔王
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- No Name 2007-04-18 (水) 16:40
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泣きました!!!!!!!!!!
号泣しました。
*****なったの残念
しぇらのキャラは以外に好き - deltazulu 2007-04-19 (木) 19:55
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泣けましたよねー。ぼくはこの巻大好きです。
それと、申し訳ないですが、微妙にネタバレなところがあったので、伏せさせていただきました。ご了承ください。








