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[岩井恭平] ムシウタ 06.夢導く旅人

お気楽な生活を過ごしていた鯱人にはひとつの秘密があった。
自分が虫憑きであるという秘密。
そのことに気づいたのは、あろうことか特環のスカウト、戌子。
秘密を守ることと引き換えに戦士としての教育を受けさせられることになったとき、"かっこう"が殲滅したはずの「侵父」と思われる影がその町に現れた……

「始まりの三匹」を追うという点では間違いなく本編なんだけれど、登場人物を考えると、どちらかといえば外伝のようなサイドストーリィ。
にもかかわらず、まるで不満がない。

誰もが通り過ぎるであろう他人を憎む心。それを自覚したときの恐ろしさ。罪悪感。
だが、それもひとつの希望なのだ。

誰の夢も、どこかでつながっている。キミを生かしているのは、キミ自身の夢だけではないのだよ。

それは前に進む力を与えてくれる最高で最悪の個人授業。
これほどまでに「心」を描いているシリーズが、「心の叫び」が聞こえるシリーズが、他にあるだろうか。
心に響いてしょうがない。

本編の出版されるスピードは決して早くないけれど、高い質を維持し続けてくれる「ムシウタ」シリーズは今後も見逃せません。

ムシウタ 06 夢導く旅人 - 岩井 恭平
ムシウタ 06 夢導く旅人
岩井 恭平

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ムシウタ 06 夢導く旅人 岩井 恭平 完璧に外伝っぽいなぁ。 いつか繋がるのか?? 内容(「BOOK」データベースより) 人の夢を...

Comment:1

紫季ゆりか 2007-05-13 (日) 18:49

ムシウタシリーズの中でも私はこの作品が一番好きです。
サイドストーリー的な話ですが、後の物語にも大きく影響してくるような作品ですね。

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