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[長谷敏司] 円環少女(サークリットガール)2 煉獄の虚神(上)

十五年前にこの世界に堕とされた元刻印魔道士の浅利ケイツが脱走し、己を捕らえたメイゼルの元に現れた。
それが始まりだった。
やがて「協会」を揺るがす大事件、高位魔道士グレン・アザレイの反逆が発覚。
圧倒的な力の前を見せつけられた「協会」は「罪人」へ餌をぶら下げたが……

上下巻はまとめて読むようにしているんですが、抑えられなかった。

イントロはメイゼルと仁の出会い。
本編とは別物語なんだけど、これだけで満足できるぐらい、きれいにまとまってました。

さて、本編。「誇り」について書かれたと言っても過言じゃないでしょう。
元の世界に戻るためには戦って勝たなければならない。
その思いは痛いほどわかるけれど、自分より幼いもの、力の弱きものは守りたい。
傷つくところを見たくない。大切な人であればそう思うのはしかたがないこと。
だが、それが誇り高きものを傷つける。

「そうじゃないだろ」と言いたいけれど、どちらの気持ちもわかるから、どちらにも肩入れしにくい。 というよりできない。すぐに妥協してしまうしまう身としては歯がゆかった。何より眩しかった。

最後の書置きに残された言葉。
あの平和な日々はを思い出してつらくなる。

来月発売されるという下巻が待ち遠しくてしょうがない。
我慢できる人は、上下そろってから手をつけたほうがいいかも。

円環少女 (2) 煉獄の虚神(上) - 長谷 敏司
円環少女 (2) 煉獄の虚神(上)
長谷 敏司

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