Home > ライトノベル > [林トモアキ] 戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺

[林トモアキ] 戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺

世界を律する「聖魔」となれるの権利を賭けた武闘大会「聖魔杯」に参加したヒデヲと電子精霊のウィル子は、一躍優勝候補となったが、伊織魔殺商会の罠によって、借金を背負うことになってしまった。金を稼ぐにはダンジョンに足を運ぶしかないが、地下一階にいたスライムに一瞬にしてやられてしまった。優勝候補として周囲の目を集めていただけに、一瞬にして弱さが露呈し、ヤバイ状況に陥り……

目つきの悪さからどこの会社も雇ってくれないニートなヒデヲと電子精霊のウィル子が、はったりで「聖魔杯」へ挑むお話です。前作の終わりから予想してたとおりの借金生活になりましたが、伊織やリップルラップルが出てきてくれて、思わずニヤついてしまいました。今回で「お・り・が・み」の主要人物はほぼ出揃ったかな?

大会では駆け引き的なものが使えても、ダンジョン内の魔物相手には当然のことながら通用するわけもなく、思いっきり窮地に追い込まれたのに、そこで伊織相手にはったりをかましてくるとは思わなかった。就職まで手に入れるとは思わなかった。極悪非道な会社だというのに、ニート生活に終止符を打つことについて、嬉しさが伝わってきましたね。
就職したものとニートなものの差というものをまざまざと見せ付けてくれた元勇者との対決シーンは、笑い転げてしまいましたよ。

まあ、そのおかげで、仲間的存在だった美奈子が敵……とまでは言わないまでも、誤解されてしまいましたが、口下手なヒデヲの真情を考えると辛いなあ。それでも自分の言葉で、自分の思いを告げたところはよかったですね。いつかちゃんとわかってもらえると嬉しいな。

ウィル子の秘密についても気になるところですが、ここはまず聖魔グランプリがどうなるかが一番気になる……ってところで終わりですか!ああ、いいところなのに!

おまけで番外編が収録されてましたが、こんなところで、こんなことが起きてたとは驚きです。特にリリーのパートナーには絶句。おまえだけでも販促なのに、さらにあなたまで出てくるんですか!?
リュータのパートナーであるエルシアがお茶目にもすんごいやつだってこともわかってきたし、いずれ訪れるであろうこのあたりの面々との闘いを、ヒデヲたちがどう潜り抜けていくのか、楽しみですね。

戦闘城塞マスラヲ Vol.2 (2) - 林 トモアキ

戦闘城塞マスラヲ Vol.2 (2)
林 トモアキ

角川書店(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[林トモアキ] [戦闘城塞マスラヲ感想一覧] [角川スニーカー文庫] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > [林トモアキ] 戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺

Trackback:3

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/1753
Listed below are links to weblogs that reference
[林トモアキ] 戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺 from booklines.net
戦闘城塞マスラヲ(2) from Alles ist im Wandel 2007-07-05 (木) 11:49
戦闘城塞マスラヲ Vol.2posted with 簡単リンクくん at 2007. 7. 1林 トモアキ〔著〕角川書店 (2007.7)通常24時間以内...
よくもまぁそんな大嘘つくなぁw【戦闘城塞マスラヲ 2】 from ラノベなPSP 2007-07-23 (月) 16:09
これ読んでて'''『名作と駄作は紙一重』'''であるという事実を改めて実感しました。 ちなみ...
戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺 from 愛があるから辛口批評! 2007-07-27 (金) 23:01
戦闘城塞マスラヲ Vol.2 (2) (角川スニーカー文庫 150-12) 作者: 林トモアキ 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2007/06 ...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [林トモアキ] 戦闘城塞マスラヲ Vol.2 神々の分水嶺

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top