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[三田誠] レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い

「僕はそれでも……魔法使いを護りたい」

魔女、陰陽師、錬金術師などなど、複数の魔術系統を集めた魔法使い派遣会社「アストラル」の物語。今回は、いつきが協会から追われる身となって……というところからはじまる第二部完結編です。

これは面白かった!
皆、いつきのことが好きだから、協会の要請に対して、どうするか苦悩するんですが、それぞれが苦悩しながらも、何とか抜け道を探し、戦いに向かっていく姿が良かった。力を使うだけが、反発するだけが、戦いじゃないことを見せてくれましたね。

中でもアディが格好良かった。背負うものが大きく重くのしかかる中、思いが張り裂けそうになっても、きっちり覚悟を決めて、愛する人のために戦う姿に痺れました。

さて、協会はなにを持っていつきを追い始めたのかというあたりで、禁忌の真実が見えてくるんですが、これは魔法使いたちからしたら、揺れるよなあ。<螺旋なる蛇>でなくても、手を貸したくなるものがあると思います。
犠牲になるのが、いつきじゃなかったら。

どんなときでも魔法使いたちを護りたいとするいつきの思いは、とても優しく、とても温かくて……
「護る」という言葉が、妖精眼を動かしたときの仲間たちの歓喜の魔法を打ち上げるシーンの感動は忘れられません。

いやあ、面白かった。
感動のあとに、いつきが護った人たちが、逆にいつきを護ってくれていたことが見えて、嬉しくも切なくなりましたが、みな心は<アストラル>にあることがわかったのでいいか。

これで第二部は終了とのことですが、第三部は……結構波乱になりそうですね。<アストラル>は人手のことがあるし、それよりもアディがなあ……。悩ましいのはわかりますが、うーん、どうなってくんだろ。ドキドキですね。続きを楽しみに待っていたいと思います。

レンタルマギカ  滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫) - 三田 誠

レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)
三田 誠

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