伊庭いつきが禁忌を犯している疑いがかかっている―。
影崎の代わりに訪れた協会の担当者、フィンが持ち込んだ知らせは「アストラル」に衝撃を走らせた。
先代社長である伊庭司は一体何をしたのか。
協会の手のものとはいえ、穂波の先輩でもあるフィンは深く探ろうとはしなかった。
だが、いつの間にか街が眠りにつき、何かが目覚めようとしていた……。
相変わらずこのシリーズは物語の展開がうまいけれど、今回のメインは、何といっても、アディリシアと穂波が己の気持ちを明らかにしたということでしょう!(違うとかいうな!)。
身体も魂も、私はあの人に捧げられません。ですから、この胸の奥にあるものだけは、他の誰にも譲りません。
気高き女性の誇らしき言葉。
やっぱり……負い目なんかやあらへんもん
小さなことかもしれないけれど確かに前進した魔女のつぶやき。
本編の展開よりも、このふたりといつきの関係の展開のほうが気になるのは僕だけでしょうか。
自覚したふたりが、それぞれどんな攻勢をかけるのか楽しみです。
レンタルマギカ 竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)
三田誠
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