病院の休憩室でひとりだけが変な臭いを嗅ぐと翌日には病院から消えてしまう―
そんな噂のある病院での仕事と黒羽との出会いを描いた「魔法使い、貸します!」を含む四篇からなる短編集。
頼りないいつきだけれどど妖精眼を使うと……、というある意味ワンパターンになりがちなレンタルマギカですが、この短編集ではなんとなく頼りなかった猫屋敷や防御だけに思われたみかんなど、社員が個々の能力を発揮して事にあたるという展開。何か新鮮だ。
いつきが、腰がひけながら勇気を振り絞って参戦する姿はいつもどおり。
普段は頼りないのに責任感が強いところが皆に好かれる点でしょうね。
傷ついた心の抱擁や見え隠れする恋心など、短いながらも楽しめる「アストラル」の社員たちが繰り広げる物語。
ちなみに、あとがきに「時系列でいうと三巻は一巻と二巻の間になる」とのことでした。いろいろあったんでしょうね。前作を読んだときに感じたのは間違ってなかったらしい。大きな問題はないんだけど、これから読む場合は、一巻、三巻、二巻と読んだほうがいいかも。
レンタルマギカ 魔法使い、集う! (角川スニーカー文庫)
pako
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