幼いころの事件で、いつきは右目を失いかけた。代償として普通の光には耐えられないその目は、代わりに人外のものが見えるようになってしまっていた。
それでも普通に暮らせていた。びくびくしながらも逃げ出すことが可能だったから。
だが、父が失踪してから 7年経ったある日。今まで知らなかったけれど、父は会社の社長をしていたらしい。会社の人から連絡があった。
もはや記憶にない父の昔の姿が見れるかもと思い、浮かれていったのが間違いだった。
会社の名前は「アストラル」。それは魔法使い派遣会社だった……
右目で霊的なものが見えても、そういった力はまったくないいつき。
それを取り囲む社員は陰陽師やら魔法使いやら巫女やら、その手のもの。
気が弱く、押しにも弱いため、社長を辞めたくてもついつい流されてしまうけれど(表紙だけみると、かなりニヒルだけど)、やるときは一生懸命にやるいつきがいい感じ。
まあ、本作では登場人物のお披露目といった感じで、それほど突っ込んだ内容ではないけれど、いろいろな謎かけというか問いかけというか、伏線っぽいのが散りばめられているので、これからが楽しみですね。
個人的にはもうちょっと恋愛ものとして発展すると嬉しいかな。
レンタルマギカ ~魔法使い、貸します!
三田 誠
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