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[ヤマグチノボル] ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる

ネウロイ。それは人狼が住む国。彼らは土地を瘴気で覆い、人の住めぬ不毛な土地へと変えていった。その手が小国スオネムにまで伸びようとしているが、スオネムには対抗する手段がない。
そこでスオネムの政府は各国に支援を要請し、飛行脚とそれを操る魔女たちが送られてくることになった。だが、集まってみたら、各国の足手まといを押し付けられたようで……

魔女と呼ばれる空を飛ぶことのできる少女たちの戦いを描いた物語。いや、成長を描いた物語といえるかな。青い空を翔ることができるなんてワクワクしますね。

各国より集まった落ちこぼれたちが、力をあわせて巨大な敵を倒すという王道なお話ですが、ベタになりすぎないのは、智子の負けん気のせいかな。
親友でありライバルでもある武子と共に戦うつもりだったのが、小国の地味な戦地に派遣されてしまったら、エースのプライドが許さないでしょうね。周囲に足手まといしかいないのであれば、ひとりで戦うことを決意するものわかります。このあたりの感情の持っていきかたがうまいよなあ。

智子に感情移入していたせいか、いらん子中隊の面々がどうも好きになれなかった。変われるかもと期待してたならやる気をだせばいいのにとか思ってしまう。
とはいえ、とあるきっかけからやる気を出し始めて、仲間意識が生まれてからの戦いは良かったですね。最後まで抵抗したハルカの理由に笑いました。
この辺りの話はもうちょっと見たかったなあ。スピード感があったけれど、ちょっと駆け足気味だったので残念です。

これは続編が出るのかなあ。今回はどちらかといえば紹介的な内容だったので、次の展開があるのならさらに面白くなると思います。ちょっと期待したいところ。

そういえば、副題の「いらん」を、なぜか「いんらん」と読んでしまいましたが、間違いではなかった気がしないでもない。

ストライクウィッチーズ―スオムスいらん子中隊がんばる (角川スニーカー文庫) - ヤマグチ ノボル 島田 フミカネ Projekt Kagonish

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